プレスリリース
ファイル共有ソフト「Cabos」、「Share」および「BitTorrent」を用いた著作権法違反事件
全国7警察が音楽ファイルの違法アップロード者8名を検挙
2016.02.22
警察庁が2月19日に発表した「ファイル共有ソフト等を使用した著作権法違反事件の一斉集中取締り」において、当協会会員社の著作物を違法アップロードした著作権法違反被疑事件の告訴事案は、以下のとおりです。
佐賀県警察本部生活安全部生活環境課サイバー犯罪捜査係および佐賀警察署
ファイル共有ソフトShareを使い、当協会会員社(同年1月26日告訴)の限定盤CDシングルの音楽をアップロードしていた大分県大分市在住の男性(45歳)を検挙。
福岡県警察本部サイバー犯罪対策課および筑紫野警察署
ファイル共有ソフトCabosを使い、当協会会員社8社(同年1月29日、2月1日告訴)のCDの音楽を多数アップロードしていた大阪府高石市在住の男性(30歳)と佐賀県嬉野市在住の男性(30歳)をそれぞれ検挙。
島根県警察本部生活環境課サイバー犯罪対策室および大田警察署
ファイル共有ソフトShareを使い、当協会会員社3社(同年2月5日告訴)のアニメ音楽や映像、パッケージデータなど多数アップロードしていた島根県松江市在住の男性(54歳)を検挙。
秋田県警察本部生活安全部生活環境課サイバー犯罪対策室および大仙警察署
ファイル共有ソフトShareを使い、当協会会員社(同年2月5日告訴)のアニメBlu-ray特典CDの音楽をアップロードしていた秋田県大仙市在住の男性(41歳)を送致。
山口県警察本部生活環境課山口署特捜室および山口警察署
ファイル共有ソフトBitTorrentを使い、当協会会員社(同年2月12日告訴)のCDアルバムの音楽やパッケージデータなどアップロードしていた山口県下関市在住の男性(22歳)を検挙。
静岡県警察・山梨県警察合同捜査本部および細江警察署
ファイル共有ソフトShareを使い、当協会会員社(同年2月26日告訴予定)のアニメDVDの映像を多数アップロードしていた神奈川県鎌倉市在住の男性(33歳)を検挙。
福島県警察本部生活安全部生活環境課サイバー犯罪対策室および白河警察署
ファイル共有ソフトShareを使い、当協会会員社(同年2月26日告訴予定)のアニメCDをアップロードしていた千葉県松戸市在住の男性(45歳)を検挙。
これらの事件は、送受信用プログラム機能を有するファイル共有ソフトを作動させ、不特定多数のインターネット利用者に対し著作物を自動的に公衆送信し得るようにし、インターネット上に公開していた著作権法違反被疑事件として対応していたものです。
当協会は「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」が策定したガイドラインに基づき、侵害者に違法にアップロードしたファイルを削除するよう求める活動を行なっております。
引き続きインターネット上の違法配信に対し注意・警告を行うとともに、会員社・関係権利者や団体・警察と連携を強化して違法対策へ積極的に取り組み、音楽文化の健全な発展に寄与して参ります。
以上
※ACAからのリリース(http://www.aca.gr.jp/)は以下の通りです。
ファイル共有ソフトを使用した著作権法違反事件の一斉集中取締りの実施について
警察庁から不正商品対策協議会(ACA)に入った連絡によると、全国の29府県警察は、ファイル共有ソフトを通じた、映画、音楽、アニメ、漫画、ビジネスソフト等の著作権法違反事件について、平成28年2月16日から18日までの間に一 斉集中取締りを実施し、93箇所を捜索、44人を検挙(2月19日午後3時現在)しました。
このうち、ACA加盟団体に係わる事件概要につきましては、下記に記載した各団体にお問い合わせいただくか、各団体ホームページをご参照ください。
ファイル共有ソフト等を使用した著作権法違反の一斉集中取締りは、平成21年の初実施から今回で7回目となります。このように、同種事犯の効果的な取締りが継続されてきました。
なお、ACA会員の各団体では、このほかに「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」が実施する啓発メールの送付活動にも参加 しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対して、ファイルを削除するよう求める活動を 行っています。
ACAは今後とも、警察庁をはじめ関係各省庁と緊密に連携しつつ不正商品の排除と知的財産の保護に向けた活動を推進してまいります。
【参考1】
■不正商品対策協議会 (ACA:The Anti-Counterfeiting Association)
【参考2】
■警察庁 広報
「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」
■警察庁 平成19年度総合セキュリティ対策会議報告書
「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」
■ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)
■一斉集中取締りに関するお問い合わせ
(不正商品対策協議会/ACA事務局)
日本映像ソフト協会 広報担当・高木 電話:03-3542-4432